流通業の皆様こそ神様です!
2020-12-03


でも、サービス業の間でも資本主義で自由競争だから、顧客を奪い合う形となって、「お客様は神様」的に大事にしたのでしょうね。お客様側もますます勘違いしてしまう。

コロナ禍以前からあった「お客様は神様」問題(と、勝手に名付けました)ですが、コロナ禍において一層目立ってきたのは、やはり国民全体が、不安で苛立って希望も持てずストレスが溜りに溜まっているからでしょう。

新型コロナウイルスは、或る意味人災ではあるけれど、今のような全世界に広がった状態では、もはや何処に或いは何に責任を押し付けても、何も変わりません。
どんな万全な対策をしよう100%は難しく、抜け道を通ってウイルスは広がるのです。
ウイルスはずっと居座るのです。ワクチン接種が広まって大多数の人達が抵抗力を持つまで、重症化を防ぎ一回飲めば一気に回復できる特効薬が出来るまで、脅威は去りません。

だから、対策を講じるのは勿論大切で必要な事だけれど、それだけでは足りません。
ニュージーランドのアーダーン首相のように、強く優しく温かく国民に寄り添う姿勢が必要です。要請やお願いではなく、庶民の心情に寄り添った語り掛けが必要です。庶民がどんなに追い詰められているか、おそらくは、永田町のエリートの皆様には分からない。けれど、分かろうとしなくてはいけません。その事を政府は受け入れ、理解し、あえて批判も享受し、国民の誰一人としておろそかにはしないという気概を持って、真摯に語り掛けてほしい。

そして、一度広がってしまった消費者優位の考え方は、簡単には治らないと思うので、小学校からの学校教育で、正しい消費者教育をして欲しい。
かつて、悪徳業者などによって消費者が泣き寝入りするケースが増え、消費者教育の必要性が叫ばれて始まったものと思いますが、今の時代、消費者の権利の主張だけでは片手落ちです。
消費者の権利は正しく主張されなければならないけれど、事業者側の従業員の人権も守られなけらばなりません。両者はどちらが上、下というものではなく、契約(形のないサービスを含め消費活動を行えば、それは契約がなされたことになります)の上の対等な関係であるということを、小学生のうちから、分かりやすく教える必要があります。
そうすれば、時間はかかっても、何年か先には、きっと世の中の考え方も良い方へと変わっていくでしょう。
誹謗中傷は止めましょう。される側もする側も傷付くはず。
大震災に見舞われても、暴動が起こるわけでもなく、水や食料の配布を人々は静かに列を作って待つことが出来る。そんな世界中が驚嘆し、感動し、称賛した日本の素晴らしさを、コロナ禍にあっても見せて欲しい。心からそう願わずにはいられないのです。

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