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日々のニュースを見るたび、心が痛くなる。知名度も財力も発信力も体力もない私には、どうすることもできないし、世界を変える力になんてなれない。人づきあいや目立つことが苦手な私は、環境活動家のグレタさんのようにもなれない。誰かの協力があれば、もしかしたら何かできるのだろうか。
今一番多くの被害を出している新型コロナウイルス(CVID-19)は、もちろん最大の関心事であり、特に、世界中で起きている高齢者施設や低所得者居住地域での集団感染は、心が痛んでならない。世界が一つになって助け合えたらと思うが、今は先進国も自国のことで精一杯で、時間的にも経済的にも人員的にも余裕がない。
世界には国家予算にも匹敵するような財力を持つ途方もない資産家がいるらしい。貧困層が増える一方で富裕層も増え、国際NGO「オックスファム(Oxfam)」によると、世界の最富裕層26人が、世界人口のうち所得の低い半数にあたる38億人の総資産と同額の富を握っているという。
【参照】
世界の超富裕層26人、世界人口の半分の総資産と同額の富を独占
2019年1月21日 14:19 発信地:ダボス/スイス [ スイス ヨーロッパ ]
[URL]
是非その方々にお願いしたい。どうか世界を救ってください。世界の難民や貧困層に手を差し伸べてください。どうか、経済的な援助を。
だって、お金は天下の巡りもの。それでこそ生きるものなのだから。
世界は混迷を極めている。
黒人問題は歴史が長く根が深い。先住民問題も然り。救いは、世界中で抗議活動が巻き起こっていることだ。日本でも、長く存在しないものとして扱われてきたアイヌ問題に、漸く光が当たり始めている。制度や法律が改進されても、差別的な言動をしてきた人達の心がすぐに変わるわけではないし、時間はかかるだろうけれど、きっと良い方向へと進んでいく。そう願いたい。
台湾や香港、ウイグル問題やチベット問題などのことを思うと心が痛む。
中華思想。かつて中国は確かに世界の中心であったかもしれない。思想や技術や芸術や、日本も含め多くの国がその恩恵に与った。でも、子供達は成長すれば親元を離れて自立するもの。スポーツの世界でも、師を越えることこそが最大の恩返しだと言う。いかに優れた父親でも、いつまでも子供を縛るべきではない。
中国は内政干渉だと言うけれど、それでは、国家権力は自国民に何をしても許されるというのか。国家体制存続のために国民があるのではない。国民の幸せのためにこそ国家はあるべきなのだ。
戦前の日本は、内閣とは名ばかりの軍部の傀儡政権により、世界が変わろうとしていることも気付かずに軍国主義を暴走させ、自国民を犠牲にし、世界中に迷惑をかけ、大きな過ちを犯した。
でもね、日本全土を焦土にした空襲、そして、沖縄、広島、長崎、あれは本当に必要だったの? もちろん、多大な被害をひた隠しにし、勝利のみをアピールして、二つの原爆を投下されるまで暴走を止めなかった軍部が悪い。けれど、空襲や原爆による死傷者の大半は老人や子供や母親達だった。私の父も、中学を卒業して就職した先で東京大空襲にあい、黒焦げの死体の山を縫って逃げ伸び、帰郷すると、今度は延岡大空襲で再び焼け出された。幸い家族は無事だったものの、極貧から死に物狂いで立ち上がらねばならなかった。(父の話はまた別の機会に)
今はアメリカ大好きな日本。複雑な気持ちになる。
でも、もし万が一、日本があの戦争に勝っていたら、今の日本は、そして世界は、大変なことになっていたかもしれない。
その意味では、アメリカに感謝せねばならない。戦時下では様々な理不尽もあったにせよ、アメリカという国が、そして多くのアメリカ人が、基本的には博愛に満ちていたことに感謝しよう。
アメリカにお願いしたい。世界平和の番人たる力を思い出してと。2つの大国に挟まれた日本、過去の過ちを背負った日本には、残念ながらその力は望めないだろう。
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